急遽飲み会が入って遅くなってしまいましたが、
この記事は、ケーシーエスキャロット Advent Calendar 1日目の記事になります。
今年は、仕事で大きな動きがありました。
そのことを、ほろ酔い加減で語りたいと思います。
入社して依頼、ほぼ客先常駐での作業でしたが、
9月に常駐作業を終えて、自社中心の作業に戻りました。
それと同時に、15年近く携わっていた地震関連のシステムを後輩に引き継ぎました。
私の担当してきたシステムは、2010年のRubyWorld Conference で発表され、
当時、今ほどRubyが広く使われていない時代に、制御システムをRubyで書いたということで、とても話題になり、その後 Rubyコミュニティ に参加したところ、大江戸Ruby会議 01、RubyKaigi 2010 で発表するきっかけになりました。
プログラムの話をするのは、自社の社員か、お客さんとの繋がりしかなかった私にとって、所属に関係なく、また仕事に関係なくRubyの話を話す Rubyコミュニティは、
とても新鮮な世界でした。
また、外の世界で出たことで見えたことがありました。
それまで、私の会社は「小さいながらも技術のある会社」であると思っていましたが、現実は、自分の会社を誰も知るわけもなく、「自分たちは優秀である」と思い込んでいる小さな世界にいただけということでした。
それから、8年…
なだらかな道のりでは決してなかったけれど、
Rubyで仕事をしていく部署を作ることができました。
長らくメンテナンスしてきたシステムでのRuby 1.8 から Ruby 2.4 へのバージョンUPが行われ、その内容が、 RubyWorld Conference 2018 で発表され、
私の担当したシステムは後輩に引き継がれました。
そして、後輩たちがRubyコミュニティに参加するようになって、
会社名を言うと、「emorimaさんのところ?」と言われるようになっていました。
自分でやりたいことをやってきただけなので、
誰かに褒めて欲しいわけでもないのですが、
「やってきてよかったな」と感じた嬉しい出来事でした。
今、自分の業務の内容は変わってきていますが、
私は、今もRubyの楽しい大海を楽しんでいます。
Advent Calendar が、外の世界に何かを発言していくきっかけになることを願っています。
外の世界は楽しいぞ!